金買取の手数料ってどのくらい？買取の際に気をつけることは？
今回は金買取の際の手数料について説明していきます。
もう使わなくなった金のアクセサリーや、プレゼントでもらった金の製品など、お家で眠っている金はありませんか？もしかしたらそろそろ売りに出そうと思っていたという方もいらっしゃるかもしれません。
金はそれぞれの国ごとに毎日買取価格の相場が決まるので、その値段通りに買い取って欲しいものですが、実は手数料が発生するので、相場通りの値段では買取してもらえません。では手数料は一体どれくらいするのでしょうか？
また、何故手数料が発生するのでしょうか？
今回は金買取の手数料についてまとめてみました。
金買取に手数料が発生するのはなぜ？
貴金属買取業者に売約した際に差額を得るため
そもそもどうして金買取には手数料が発生するのでしょうか？金は相場の価格通りに買い取って加工してまた売りに出せば利益を出すことも可能です。しかし、自社で加工したり精錬したりできる技術を持っている買取業者はほぼありません。
そのため、買い取った金は専門の買取業者にさらに売却されます。その際に買い取った額よりも高く売れれば利益を得られるため、手数料を設定しているのです。
加工すると金が減ってしまうため
金は加工や精錬する際に元の金を100％回収することはできません。そのため、その目減りする分をあらかじめ手数料として引いています。また、加工・精錬する際には人件費がかかるので、その分の手数料と考えることもできます。
小型の金は加工費用が割高になるため
買い取られる金は様々な大きさのものがあります。その中でも小さなものは加工・精錬する際に手間がかかるため費用が割高になります。
そのため重量によって手数料が変わるところもあります。
業者によって料金は様々ですが、500gより重ければ手数料はないけれど、それ以下であれば手数料がかかるというように分けているところもあります。
金買取の手数料はどれくらい？
金買取の手数料はお店によって異なります。相場はおよそ２〜３割と言われています。これよりも高い手数料を取るところもあれば中には全く手数料を取らないというお店もあります。
自社で金の加工・精錬が出来るところは手数料が安めになる傾向があります。
金買取の手数料がかからないからといって良いとは限らない？
買取価格自体を安くしている
金買取の手数料が無料のところをお店を見つけると、ついついそこに依頼したくなります。売る側としては出来るだけ高く売りたいですから当然ですよね。しかし、手数料無料のところにはカラクリがあることも。そのカラクリの１つは買取価格自体が安いことです。
買取価格を安くしておくことで手数料無料が実現でき、売り手にはお得感を出すことができ、さらに手数料がなくてもお店は損をしなくてよくなります。
手数料無料は大量買取の時だけ
さらに手数料が無料になるのは大量買取をするときだけという条件があることもあります。大量買取ならお店側も後でたくさん利益を得ることができるので、手数料がなくてもあまり問題ありません。
そのため手数料無料と書いていても条件がないかどうかを申し込む前に確認しておく必要があります。
金買取の際のポイントは？
手数料を含めた計算をする
では金買取の際に手数料のことでトラブルにならないようにするためにはどうしたら良いのでしょうか？
まずおすすめなのは事前に手数料を含めた計算をしておくことです。金買取業者のサイトには品位と重量を入れると買取金額を求めることができるフォームがあります。
しかし、これはあくまで手数料は含んでいない状態の金額です。サイトによっては手数料を含めた計算は別ページを見ながらでなければできない場合があるので、必ず事前に確認しておきましょう。
分からないことは聞く
手数料がいくらくらいになるのか、どう計算したら良いのかを理解するのは素人にとっては少し難しいです。そのためサイトに書かれていることを読んでもよく分からないこともあるでしょう。
そこで、もしも分からないことがあれば遠慮せずにお店に聞いてみましょう。そうすることで安心して金の買取ができます。
色々なお店で比較してみる
手数料無料だと思ってこのお店にしたけど、実は買取価格が安くて他の手数料を取るお店の方が良かったという事態にならないよう、色々なお店で見積もりをしてもらうのもおすすめです。
少し時間と手間はかかりますが、納得して売れること間違いなしです。
まとめ
金買取の際には手数料を取られることが多いです。料金はお店によって異なりますが、相場は２〜３割くらいです。この手数料は後に専門業者に売却する際に差額を得られるように、また、加工・精錬の際の目減り分を加味して設定されています。
買取を考える際にはこの手数料も判断材料の１つとして忘れないようにしましょう。
