「袋帯」は丁寧に保管して査定額UP!袋帯買取のあれこれ

自宅のタンスの奥底に仕舞われたままになっている着物を処分するのにインターネットの着物買取サイトを利用する方も多いと思います。
ブログや口コミなどでも紹介されていますが、利用するのであれば着物買取サイトのランキングに入っている有名なサイトを選ぶのがおすすめ。
インターネットの着物買取サイトと一言に言ってもその種類は様々で、中にはリサイクルショップとほとんど変わらない、目利きのないスタッフが適当に査定するサイトも少なからずあるのでしっかりと買取実績のある着物買取専門サイトを利用するようにしましょう。
不要になった着物があるという事は、帯や巾着などの和装小物も自然と出てきますよね。
皆さんは着物以外の和装小物をどう処分していますか?そのままゴミ袋にポイしている方もいると思いますが、実は着物買取専門サイトであれば買い取ってもらえるんです。
今回は持っている方、売りたい方も多い「袋帯」の買取についてご説明しましょう。
袋帯って何?名古屋帯とどう違うの?
着物を着る習慣や着物の知識が無い方で「帯」の区別ができないという方も多いと思います。
帯はデザインや素材だけでなく、大きさや長さも違うのですが「帯の種類」は主にその長さや幅、そして仕立て方によって分けられます。
よく間違われる名古屋帯は主に小紋や紬といった種類の着物と合わせ、「袋帯」は主に振袖や留袖、訪問着といった種類の着物と合わせるのが一般的。
結婚式や成人式などおめでたい席で使用されることの多い「袋帯」は、喜びや幸せが重なって続くようにという意味も込めて名古屋帯や半幅帯よりも長く作られています。
帯の種類ごとの長さや幅をチェックしてみましょう。
「袋帯」が一番長くて幅もある?基準はあるの?
帯の種類でも代表的な「袋帯」「名古屋帯」「半幅帯」の長さや幅を調べてみました。
「袋帯」は幅およそ31.2cm/長さおよそ440cm、「名古屋帯」は幅およそ30.4cm/長さおよそ370cm、「半幅帯」は幅およそ17cm/長さおよそ380cmが平均になるみたいですが、仕立て方によっては長さや幅が大きく変わることもあります。
幅も長さも「袋帯」が一番あり、名前の通り「半幅帯」が一番幅が狭くなっています。
「名古屋帯」は「袋帯」とほとんど一緒の幅ですが、長さは少し短くなっています。
同じ帯でも種類毎によってこんなにも違ってくるんですね。
また、種類毎の帯の長さに基準はなく「絶対にこの長さでなければいけない」「それ以外のサイズは偽物!」という事はありません。
大体の目安で作られているという事を頭に入れておきましょう。
「袋帯」は長さも幅もしっかりある、「名古屋帯」は幅はしっかりあるが他の帯よりも短め、そして「半幅帯」は幅が狭め(袋帯の約半分)で名古屋帯よりは長いといった感じに覚えておくと良いですよ。
袋帯買取のあれこれ!査定額UPのポイント
着物を一着しか持っていなくても帯を変える事によって様々なシーンで使用することができます。
基本的に着物よりも価格がリーズナブルですし、デザインや柄も落ち着いたものから鮮やかなものまで幅広く、複数枚持っているという方も多いですよね。
「袋帯」は名古屋帯と違い、普段着にはあまり使用しませんが、結婚式などのお祝いの席では欠かせない帯となっています。
使用する機会も少ないので袋帯単体でレンタルする方もいますが、中古で買い揃える方も少なくありません。
袋帯も名古屋帯も買取需要は高めの傾向にあるんですね。
また、袋帯は格の高い帯でもあるので有名作家や人間国宝が手がけた作品も多く存在します。
ブランドの袋帯は使用されていたものでも高値で買い取ってもらえる可能性があります。
次は袋帯の査定額UPに繋がるポイントを見てみましょう。
状態の良い「袋帯」は査定額UPに繋がる!
着物もそうですが、保管状態の良い「袋帯」は査定額が上がりやすい傾向にあります。
有名作家や人間国宝の袋帯なら尚更良い状態で査定してもらった方が良いでしょう。
仕舞ったままの袋帯も査定に出す前に一度状態をチェックしておくのがポイント。
帯は一見、着物よりも簡単に畳めて保管できそうに見えますが、使用した後は丁寧にお手入れしないとシワだらけになって見た目も悪くなってしまいます。
袋帯は脱いだまま畳んで仕舞うと確実にシワになります。
どんなに急いで仕舞っても同じ。
きちんとシワを伸ばしてから仕舞うのがコツとなるんですね。
袋帯は使用後すぐの生温かい状態(人のぬくもりが残っている状態)だとシワが伸びやすくなります。
なので、着物と一緒に脱いだらすぐに丁寧にシワをのばしましょう。
時間が経つとシワが残りやすくなります。
また、カビや臭いの原因になってしまうのでシワを伸ばした後はハンガーにかけて干してあげましょう。
清潔で風通しの良い部屋で1時間~2時間程度で十分です。
湿気を十分に取り去ったら後はいつも通り畳んであげるだけでOK!和装小物の「袋帯」でも保存状態が良ければ10.000円近くの値段で買い取ってもらうことができます。