古い着物の買取や処分方法を徹底解説！使わない着物を有効活用

着物の処分方法

まずは考えらえる着物の処分方法についてまとめていきましょう。

捨てる

着物をてっとりばやく処分するなら捨ててしまうという選択肢もあるかと思います。

自治体の決まりにもよりますが、普通に燃えるゴミで出せる地域もありますので、着物に何の思い入れもなく、またお金に変える必要性も感じない人は捨てるという選択肢も検討しても良いでしょう。

しかし、着物はただの物というわけでもありません。

それにはたくさんの思い出があるものですし、そういう感情的な部分でなくとも、着物は高価な工芸品の価値があるものも存在します。捨てた後に、その着物が買取業者になら数十万円で売れるものだと分かる事もあります。

人に譲る

今は着物の需要が高まってきており、着物を欲しがっている人は少なくありません。

特に、結婚前や成人前の娘さんのいるご家庭などにとってみたら、高価な振袖を買うのではなくまたレンタルするのでもなく、自前の物を一着持てるのであればかなり喜ばしいことです。

着物は、基本的に丈が短い以外のすべての状況に対応できますので、サイズ的に問題になることもほぼありません。

もし相手方が欲しがっているようであったら、お譲りするというのも一つの手ではあります。

しかし、着物というのは、それなりに思いのこもっているものでもありますので、向こうが望まないのに押し付けるようなことはよくありません。

端切れとして活用する

手芸の世界では、着物の端切れというのは、それはそれでひとつのジャンルがあるほど立派な材料です。

ただ、着物としてせっかく整形してあるものをわざわざ端切れにするのもナンセンスですし、売るなら着物のまま売った方が圧倒的に値段も高いのでわざわざ良い着物から端切れを制作するのは考え物です。

ただあまりに古く、虫食いがたくさん開いていたり株だらけでどうしようもないようなものは別です。

取りあえず一度査定を受けてみて、値段がつかないようであれば端切れにしてしまうのもいいかもしれません。

出来上がった端切れは、それで財布や巾着などの小物を作ってもよいですし、比較的状態のいい部分であれば、端切れとしてなら買い手がつくこともあります。

リメイクする

リメイクといってもいいですし、仕立て直しといってもいいのですが、着物はそういうリサイクル法があります。

そもそもハワイの名物であるアロハシャツは、ハワイにわたった日系人が持っていた着物を現地の気候に合わせてシャツにリメイクしたものが始まりだといわれるくらい、やりようによってはどのようにもリメイクは可能です。

割烹着やエプロンにしてもいいですし、アロハの様にシャツにしてもオシャレです。

他にもクッションやまくらカバー、タペストリーやパッチワークなど様々なものに作り替えてもいいですし、大人用の着物を子供用に仕立て直すなどというのも、よいものです。

業者に頼んでもいいですし、手芸に自信があるのであれば自分でやってもいいでしょう。

買取してもらう

いろいろな方法を取り上げてきましたが、やはりこれが最も一般的でしょう。

着物は、使い方さえきちんとしていれば何年でも使うことのできるものですし、着られなくなるほど傷んでいるものでない限りその価値は高く、高値で買い取りが成立するものです。

また、その着物一着ができ上るために必要な労力やそこにある技術の高さからも、捨てるのはもったいないもの。

ゴミに出してしまえば、それはその辺の紙くずと同じゴミでしかありませんが、着物を売ってしまえば、手元にはお金が残り、着物自体もまた誰か別の人の袖を通る可能性があります。

できればぜひ、買取査定を受けて売っていただくのが良いかと思います。

着物の売り方

ではここからは、古い着物の売り方について解説していきます。

古い着物を売るといっても様々な手段があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

フリマ・ガレッジセール

いわゆる庭先販売というもので、フリーマーケットやガレッジセールなどで、自分出て売りする方法です。

特に、大都市圏で行われているような蚤の市であれば、観光客の外国人をはじめとして、中古の着物を探している人は少なくありません。

メリットとしては、少々状態が悪くても問題なく買ってくれるということ。

デメリットとしては、状態の良いものであれば、その販売方法だとあまり高いと買ってもらえないということになります。フリマやガレッジセールは、基本「安く売る」ための方法でしかありません。

ネットオークションやフリマアプリ

ネット系の自己販売の方法がこれになります。

この方法のメリットは、なんといってもその手軽さです。

しかし、きちんとした証明ができなければ、その着物の価値をうまく宣伝することはできませんし（加賀友禅かどうかあやふやなまま加賀友禅として売ればそれは詐欺になってしまいます）トラブルも多くなります。あまり高価なものを販売する方法としては、おすすめできません。

リサイクルショップや古着屋に売る

中古品なのですから、リサイクルショップや古着屋に売るというのもあるでしょう。

しかし、そういったお店は基本持ち込みになりますので、そもそも近くにお店がないと査定してもらうだけでも大変ですし、査定してもらったものの値が付かないなどという結果になると、そのまま持ち帰ることになります。

また、その場にいる査定員に着物の知識があればいいですが、なければただの古着扱いされてしまう可能性もあります。

立派な加賀友禅や貴重な本場大島紬などが、1gいくらで買い取られるようなことになっては、目も当てられません。

着物専門の買取業者が買えない物であればいいですが、そうでないのなら、着物の買取に適した業者であるとは言えないでしょう。

着物買取業者

これは着物だけを専門で買取する業者と、買取一般を行い着物の専門分野がある業者の両者を指します。

さて、やはり古い着物を売るとなると、なりよりもまず着物の買取専門業者に任せていただくのが、一番だといって差し支えないでしょう。

着物は査定が難しい商品ですし、専門知識がないとなかなか値段をつけにくいものです。

そういった査定の難しい着物であっても、着物の買取専門業者であれば、プロの査定によって間違いの名値段の査定をお出しすることができます。

中でもネットで依頼できて、出張査定をする業者であれば、ほぼ問題はございません。

また、買い取れないほどひどいものであるかどうかの判断も、査定をさせていただいてのち決めるというので遅くはありませんし、本当に売れるの？というレベルの物が売れたりすることもしばしばです。

また、価格の判定が難しい和装小物も、専門の買取業者であれば、しっかりと値段をつけてくれます。

着物買取業者のここがいい

それでは古い着物を売る際、なぜ専門の着物買取業者がいいのか。

その理由に迫っていきましょう。

やはりその理由は、手軽なうえに安心安全だということなのです。

出張査定で楽々

出張査定をやっている専門業者ではとにかく、査定して買取するまでが楽でスムーズです。

家に居ながらに査定員の方が家に伺わせていただきますので、お客様としては、売りたい着物を出して用意しておくだけで構いません。

あとは目の前で査定させていただき、そして現金払いで、そのまま代金をお支払いいたします。

もちろん査定金額がどうしてそのようになったのかも、ご納得いただけるまで説明させていただきますし、そのうえでご納得いただけなければ無理やり買い取るなどということも致しません。

即断即決で両者が納得すれば即買取。時間もほとんどかかりません。

宅配買取でも楽々

宅配買取になりますと、ほぼ全国のお客さまが対象になります。

近くに着物専門の買取業者がなくても、何の問題もございませんし、段ボールも業者側から贈られてくることが普通ですので、あとはそれに着物を入れていただき送り返していただくだけ。

もちろん、出張買取よりは時間と手間がかかりますが、それでも自分で持ち込むよりは簡単。

また、さすがに厳禁買取というわけにはまいりませんので、買取料金は振り込みというのが一般的ですが、それでも、納得がいく金額で買取をさせていただきますので安心です。

査定をするのは専門家

やはり着物の買取で一番重要なのは、ここ。

専門の着物買取業者ですと、当然のことながら専門家であるプロの目を持った査定員が在籍していますので、どのような着物であっても的確にその価値を判断することができます。

着物は一見古くて汚いだけのものに見えても、意外と高価な掘り出し物というものがたくさんあります。

着物をよく知らない人が見れば、地味でさえない着物の様に見えても、実はそれは大島紬という良いものであれば数十万円で買い取れるようなものだったということもございます。

大切な着物は処分も注意して行いましょう

古い着物といっても着物は一生ものであり、何代も使えるものです。

古くなったからといって捨ててしまうのは本当にもったいないことですので、次に着てくれる人へその大切な着物を受け渡すためにも、買い取ってもらうことをお勧めします。

そして買取をお考えならば、ぜひ専門性の高い、買取業者へ託してみてはいかがでしょうか。