高価買取のコツ！「上布」はどこで買い取ってもらえば良い？

上布って何？高価な着物なの？

上布とはその名の通り、上等な布、非常に高価で上質な麻織りの着物となっています。

軽くサラリと着ることができるので夏の着物としても重宝されているんですね。

上質な布を用いて、かつ高度で繊細な技術で1本1本丁寧に織られていくので購入価格も高めですが、帯の組み合わせによりプライベートからちょっとしたイベントやショッピングまで様々なシーンで活躍する万能な着物なので、複数枚持っているという方も少なくありません。

上布の素材である「麻」は、水分を吸収・発散しやすい特性があり、肌にベタつかないのでストレスなく着こなせるのも魅力の内の1つ。

その代わり、シワになりやすいというデメリットがありますが、霧吹きなどで手軽にお手入れすることができます。

上布の起源は非常に古く、2000年以上も前から存在している（織られている）とされており、手作業で絣つけや雪晒し、仕上げまでおよそ50の工程をこなしていかなければいけません。

そんな上布も買取需要があり、より上質なものだと高額査定になりやすいです。

上布と名前のつく織物・着物はたくさんありますが、中でも「能登上布（石川県）」「越後上布（新潟県）」「宮古上布（沖縄県）」などが有名所となります。

有名な上布を知っておこう！

数ある上布の中でも有名所はおさえておくと、買取の際に役立つかと思います。

上布として有名な「能登上布、越後上布、宮古上布」について簡単に説明しましょう。

まず、石川県の「能登上布」から。

能登上布は伝統麻織物の1つで、品質も量も日本屈指と言われています。

薄いにも関わらず丈夫さがあり、麻の持つひんやりとした風合いやシャリっとした感じが特徴的。

色合いは能登の風土を感じさせる素朴さがあり、気品に溢れています。

新潟県の「越後上布」は、平織り麻織物の1つで、重要無形文化財にも指定されています。

雪晒しなどの非常に手間のかかる工程を経て作られるため、大量生産はできず、希少性も高いです。

通気性が良く、サラっと軽く着ることができるので夏の着物に使用される事が多いのも特徴。

沖縄県の「宮古上布」も重要無形文化財に指定されており、古くは15世紀頃から織られていたとされています。

イラクサ科の一種である《ちょま》と呼ばれる繊維糸から織り上げ、より丈夫にするために数ヶ月の手間がかかるとされているんですね。

こちらの上布も通気性が良く、軽やかな着心地が特徴的。

汗をかいてもベタつく事なく、暑い夏の日でも涼しく快適に過ごすことができます。

上布はこのように上質な布を使用して、手間をかけながら作られる作品ですので高価な着物と言えるでしょう。

上布の高価買取のコツ、オススメの買取業者について

「上布」の買取相場はおよそ5,000円前後となっていますが、宮古上布や越後上布のように重要無形文化財に指定されているものであればグンと価値が上がり、200,000円前後になるようです。

重要無形文化財に指定されている上布を買い取ってもらう場合、証紙などその上布の価値を証明するものを探してできるだけ一緒に用意しておくようにしましょう。

証紙があるだけで高額査定に繋がりやすくなります。

上布の高価買取のコツは「上布の品質を落とさない」事。

汗ジミなどの汚れは放置せず、できるだけすぐにお手入れするようにしてください。

色あせなどもマイナスポイントになってしまうので、常日頃からきちんと保管しておくようにしましょう。

上布の買取は目利きのある店員のいる呉服屋もおすすめですが、上布の買取実績が多く、買取率の高いネットの着物買取専門サイトの方がおすすめ。

キャンセル料や査定料がかからないのも魅力的です。

タンスに眠ったままの上布を処分したいなら！着物買取を試してみませんか？