着物の買取査定はどこに依頼する？査定に出すべき場所と査定ポイントをご紹介！

着物の買取査定はどこに依頼する？

まずは着物の買取査定をどこに依頼すればいいのかを考えてみましょう。

買取査定先として考えられる代表的な場所をご紹介いたします。

古着屋

最近では地方にも様々な洋服の買取販売を行う古着屋が増えてきています。

近くの店舗に持ち込むだけなので気軽に利用することができますが、着物の買取については不向きと言えるでしょう。

古着屋が取り扱っているのは主に洋服のみです。

そもそも着物は買取対象に含まれないことが多く、持ち込んでも無駄足になってしまいます。

さらに、買取してもらえたとしても正確な査定基準を知っているスタッフはほとんどいないと考えていいでしょう。

状態、需要などを考えた査定のみとなってしまうので、価値のある着物、思い入れの歩きものを売ってしまうと後悔する可能性も。

リサイクルショップ

衣類だけでなく書籍、DVDなどもなんでも買い取ってくれるようなリサイクルショップもたくさんありますね。

着物以外にも売りたいものがたくさんある、遺品整理などで利用したいというときには非常に便利ですが、着物の買取という点においてはおすすめできません。

古着屋と同じく買取不可になる可能性が高く、買取査定額も高くはなりません。

リサイクルショップを利用するなら、通販などで豊富な販売ルートを確保しているような業者の方がまだ高めの買取金額を期待することができるでしょう。

フリーマーケット

スペースをレンタルしてフリーマーケットを行い、不要なものを一気に処分するという方法もあります。

フリーマーケットには様々な方が来るので、着物が好きな方と出会うことができればいい価格で購入してもらうことができるでしょう。

中には着物市など、着物を中心としたフリーマーケットが開催されることもあります。

売りたい着物がたくさんあるという方はこのような情報もチェックしてみてくださいね。

しかし、一般的なフリーマーケットでは着物を購入したいと思っている方は少なく、売りたいものをさばききることはできないと考えておいていいでしょう。

業者も多く、「この金額でなければ買わない」と価格交渉をされることもあります。

フリマアプリ

ヤフオク！、メルカリなど、インターネットを介して自分で出品するという方法も主流になりつつあります。

買取業者と違い、自分で好きな価格をつけて販売することができるのがメリットです。

しかし着物に金額をつけるのは難しく、素人が行うと相場とかけ離れた金額になってしまうこともあります。

価値のある着物を安く手放してしまったり、安い着物に高い金額をつけてなかなか売ることができなかったり…。

さらにフリマプリでのやり取りは個人間のものとなりますので、配送などでトラブルに巻き込まれないとも言い切れません。

一点一点写真を撮って情報を記入していく作業もありますので、売りたい着物がたくさんあるという方には少し大変な作業になるかもしれません。

着物買取専門業者

着物の買取査定を依頼するのに一番おすすめなのが着物買取専門業者です。

着物の買取について詳しいスタッフが多く、価値のある着物を適正な価格で買い取ってくれます。

着物買取専門業者は買い取った着物を販売するルートも豊富に確保しています。

店頭だけでなくネットや業者、海外など…。

すぐに在庫をさばくことができるので買取金額もその分高くなります。

実績が豊富にあり、買取金額などをサイトに掲載しているような業者を選べば、より納得できる査定を受けることができるでしょう。

着物買取の査定ポイント

着物の買取には着物買取専門業者がおすすめです。

では、着物の買取を専門にしている業者は、どのような点に注目して着物を査定しているのでしょうか。

そのポイントもチェックしていきましょう。

産地・作家

着物の価格を決めるのはその産地や作家と言っても過言ではありません。

加賀友禅、京友禅、大島紬、結城紬など、日本に古くから伝わる伝統的な製法で作られた生地を利用した着物は職人の力が必要で当然価格も高くなります。

質が高い着物も多く、買取金額も高くなります。

さらに人気の作家の着物も高価買取対象となります。

現在ではもう着物を作っていない作家、亡くなってしまった作家の着物などはとくに高い金額になることもありますので、安い買取業者を選んで後悔しないようにしましょう。

保存状態

着物の買取金額は保存状態によっても大きく左右されます。

いくらいい着物でもカビていたり大きなシミがあるような着物は、高い価格で買い取ってもらうことはできません。

着物、とくに古くから伝わる製法で作られた生地の着物は虫食いなどの被害にも合いやすく、長期間自宅で保管していると知らない内に劣化してしまっているということも多いです。

着物は日を追う事に劣化を進めていますので、不要だと判断したら早めに着物買取専門業者に連絡して買い取ってもらうことをおすすめします。

購入時の価格

買取業界は、購入時の価格も査定基準の一つにしています。

あまり価値のないような着物は定価の10％以下、人気の着物は30％程度、より価値のあるものは半額以上の価格…と査定基準を定めている買取業者もあります。

もちろん、着物の価値を判断してくれる業者に買取を依頼するのが一番ですが、このような購入時の価格も参考にされていることを忘れないようにしましょう。

定価が高いからといって状態が悪ければ買取金額も下がってしまいますので、売る前に着物の状態を確認してある程度査定金額を予想しておくことも大切です。

素材・デザイン

最近では若い世代からも着物に注目が集まっています。

ファッショナブルに着物を着こなしたいと考えている方も多いですが、そのために重要なのが素材やデザインです。

近年トレンドのレトロなデザインは人気があります。

さらにお手入れしやすい綿、ウールなどの素材でできた着物も若い世代には人気。

このように、どの層に向けての販売を行っているか、事前にその買取業者をチェックしてみるのもいいでしょう。

高級着物、高齢者向きの着物ばかりを取り扱っているような業者に派手な柄の着物、カジュアルな素材の着物を査定に出してしまうと、あまりいい査定額をつけてもらうことができなくなってしまいます。

在庫状況

これはこちらでは判別することができませんが、その買取業者の在庫状況も査定金額には影響します。

同じような着物がたくさん在庫にある場合は買取金額は低くなりますし、反対にすぐにでも高く売れそうな着物、品薄で人気のある着物を持ち込んだ場合は買取金額が高くなります。

在庫状況はこちらでは確認することはできませんが、季節によってある程度予測することは可能です。

夏になると薄手の着物、浴衣が売れるので夏前にこのような着物を売る。

本格的に寒くなる前に厚手の着物、着物用の上着を売るなど工夫をすることで、より満足できる査定を受けることができるでしょう。

着物の買取査定を申し込んでみよう

着物の買取の査定についてご紹介いたしました。

自分が売りたい着物の状態や、最適な売却先をよく考えていきましょう。

着物の買取販売を任せてしまいたいという方には、着物買取専門業者がおすすめです。