「作家着物」は高値で買い取ってもらいやすい？有名作家をピックアップ！

ピックアップ！着物の有名作家（人間国宝）

中村勇二郎

三重県出身の伊勢型紙作家。

1955年に人間国宝に認定され、その作品は広く長く愛され続けています。

伊勢型紙には「突彫り」「道具彫り」「縞彫り」「錐彫り」の4技法があり、重要無形文化財に指定されていますが、中村勇二郎が主に使用していた技法は図柄（花など）の形が入った刃物で一突きし、そのまま型紙をくり抜く「道具彫り」となっています。

作品は江戸小紋から訪問着まで多数残されていますが型紙から作成できるという点もあり、手描きの友禅などよりも比較的買取相場は低めになっている事が多いので、その点を頭に入れておくようにしましょう。

北村武資

京都府出身の「経錦」と「羅」の着物作家。

1995年、2000年と2つの歳に人間国宝に認定され、複数の重要無形文化財を持っている着物作家として高い技術を誇っています。

どの作品も膨大な時間と様々な工程を経て作られていますので、新品のものだと1000.000円以上することもあります。

そんな北村武資の作品は買取の際も高値になる場合が多く、美品のものも含めて平均で100,000円前後とされています。

久保田一竹

東京都出身の「辻が花」の装飾を得意とする着物作家。

衰退して一度失われてしまった「辻が花」の技術を復刻すべく長年に渡って研究し続けてきた久保田一竹は、今の方法では完全に再現する事ができないという結論に至り、オリジナルの辻が花を作り始めました。

久保田一竹流の辻が花の作品はどれも希少価値があり、中には数億円の価値がついたものも存在します。

若い頃から様々な芸術を学んでおり、その芸術センスは着物作品にも表れています。

フランスやアメリカなどでも高い評価を得ている着物作家なんですね。

世界的に有名な着物作家でもあるので買取相場は全体の平均よりも高めです。

他にも小川規三郎、清水幸太郎、玉那覇有公、羽田登喜男、森山虎雄、宮平初子、吉田文之、初代・六谷梅軒などたくさんの有名作家（人間国宝）がいらっしゃいます。

作家着物の買取はどこがおすすめ？

先ほどもご紹介しましたが、有名作家の作品は普通の中古着物よりもはるかに高値で買い取ってもらいやすいです。

ですので、できるだけ「きちんと査定してもらえる」場所を選ぶのがポイントとなります。

本当に希少価値のある作品ですと多少保存状態が悪くても数十万もの高値で買い取ってもらえる可能性がありますが、目利きのないスタッフが査定してしまうと見た目だけで判断されてしまい、「少し汚れているから」と20.000円～30.000円程度で買い取られてしまう事もあるので要注意です。

きちんと査定してもらえる場所や着物買取業者は色々ありますが、中でもおすすめなのがネットの着物買取業者。

着物の買取を専門に扱っているサイト（業者）であり、呉服店などの実店舗と違って持ち込む手間がかからないんです。

専門サイトなので目利きのあるスタッフも多くおり、帯や足袋といった和装関連の小物もまとめて買い取ってもらうことができちゃうんですね。

ネットの着物買取業者がおすすめなのは目利きのあるスタッフが多いという点だけではありません。

大きな魅力となるのが「出張買取」サービスを利用できること。

自宅に訪問してもらって、玄関先でそのままお手持ちの作家着物を査定、査定額に納得がいけばその場で現金支払いしてもらえます。

すぐに現金に変えたいという方にもおすすめの着物買取業者なんですね。

高い買取額がつきやすい「作家着物」。

ゴミとして処分してしまう前に一度、買い取ってもらえる作品かチェックしてみてくださいね。