シート?バラ?状態によって切手の買取価格は変わる?
切手はその絵柄や発行された時期によって思わぬ高価格で売れることがあります。
しかし、その切手1枚の価値だけでなく保存状態や未使用、使用済みであるかとうかも非常に重要な査定ポイント。
切手はシートの方が高く売れるのか、バラでも売ることができるのかをまとめてみました!
目次
記念切手はシートの方が高く売れる
切手の中でも高い買取価格がつく場合が多い記念切手。
この記念切手は台紙にも文字が印刷されていることが多く、またコレクターも完璧な状態のものを好む傾向があります。
そのため、記念切手はシートのまま持っていった方が高価買取につながりやすくなります。
シートのまま保存してあるという場合は、バラしてしまわずにそのまま買取に出すようにしましょう。
しかし、万が一バラしてしまった、バラの状態でしか手元にないという場合でも心配は無用です。
本当に価値のある切手ならば、バラした状態でもその切手を買い取ってもらうことは可能です。
シートの状態よりも買取価格が下がってしまう可能性はありますが、額面よりも高く買い取ってもらえることは間違いありません。
業者によってはバラの方がいい場合も
通常の切手でも基本的にはシートの方が高い買取価格になります。
しかし、業者の中にはシートのままだとかえって安くなってしまう場合もあります。
仕分け作業を行う際に、シートのままだと業者がバラす必要があるからです。
この場合は「仕分け不要」などと看板やホームページに記載されていますが、その分手数料を差し引かれてしまう可能性も。
かといってバラして持っていくと買取不可にされてしまう買取業者もいますので、売りたい買取業者を選んだら事前に電話などでバラしたほうがいいのか、シートのまま持っていったほうがいいのか確認しておく必要があります。
シート扱いにならない場合に要注意
シートで切手を保管していたつもりでも、シートと認められない場合があります。
それは、シートの四隅が残っていない場合。
切手はすべてつながっているものの四隅の白枠がないものは結局バラ扱いになって買取価格が下がってしまうので注意しましょう。
一部分が折れている、敗れている、少しでもちぎれているような切手もバラ扱いとなってしまいます。
買取に出す前にシートの四隅の汚れなども十分チェックしておくと、買取価格が思ったより低くてガッカリ!
なんて事態を免れることができるでしょう。
シートの切手の買取はどこがおすすめ?
切手の買取は金券ショップは切手買取業者などが行っていますが、シートの切手を売りたい場合はどこに持っていくのが一番正しいのでしょうか。
金券ショップの場合
金券ショップは、コレクション目的というよりも実際に使える切手を求めて買いに来るお客さんが多いです。
そのため、シートであるかどうかはあまり買取価格に影響がなく、安く買い叩かれてしまう可能性があります。
逆に記念切手などはビジネスシーンでは使いにくいため、買取不可、買取価格が低くなってしまう可能性も。
価値のある切手、シートの切手を売るのに金券ショップは不向きと言えるでしょう。
切手買取業者の場合
一方で切手買取業者は、価値のある切手、コレクション向きの切手を集めて独自のルートに販売しています。
そのため、シートのまま残っているキレイな切手の場合は高価格で買取してくれることでしょう。
キレイな状態でもすでに使えない価格の切手などもありますが、切手買取専門店が取り扱うのは「実際に使える切手」ではなくコレクター向けの切手です。
使える使えないは関係なく売ることができますよ。
切手買取業者の場合は保存状態がよければその分高い金額で買い取ってもらうことが可能です。
シートのままの切手も十分満足できる金額で買い取ってもらうことができるでしょう。
バラの切手は台紙貼りで賢く売ろう
バラの切手はそのまま売るしかない…と思ってしまいがちですが、台紙貼りという特殊な工程を挟むことでシートの切手と同じように高価買取してもらえる可能性があります。
台紙貼りとは、同じ金額、同じサイズの切手を一定の大きさの紙に揃えて貼ったもののことです。
台紙貼りの切手はそのまま料金別納郵便の支払いに使用することができるため需要が高くなり、また人目ですぐに枚数や金額の計算ができるため買取業者の手間を省くこともできます。
そのため、買取価格がバラよりも高くなる可能性があるのです。
プレミア切手などはなかなかサイズを合わせるのが難しく、料金別納郵便の支払いとして使用する可能性も低いため、よく流通している切手を売りたいというときにはこの台紙貼りがおすすめです。
シートの切手はそのまま売るのがおすすめ
シートの切手とバラの切手の買取価格の違いをご紹介いたしました。
記念切手など特別なものはとくにシートの方が高く買い取ってもらえる傾向があります。
しかし金券ショップの場合はシートは切手そのものの価値は関係なく買われてしまいます。
特殊な切手をお持ちの方はシートのまま切手買取専門業者に査定を依頼するようにしてくださいね。