金買取でクーリングオフはできる?よくあるトラブルとは?
今回は金買取の際のクーリングオフ制度について解説していきます。
金を買取してもらう事は家に眠っていたお宝をお金にすることが出来るので非常に有益です。また、思っていたよりも高額で売れて驚くという方もいます。
そんな金買取ですが、実は思わぬトラブルに巻き込まれてしまったという人もいます。
売ってから「やっぱり売らなければよかった」と思ったり、「かなり安い値段で買い取られてしまった」など、内容は様々です。
売ったものを取り返すにはクーリングオフという方法がありますが、商品として特殊な金でも対象となるのでしょうか?今回は金買取の際のクーリングオフ制度について徹底的に調べてみました。
金買取のよくあるトラブルとは?
相場よりかなり低い値段で見積もられた
金買取の際によく起こるトラブルとはどんなものなのでしょうか?まずよくあるのが低い値段で買い取られることです。
業者が買取価格を出し、悪くない値段だったので同意して売った後で、自分で相場を調べてみたらかなり安い値段で買い取られていたことが判明することがあります。了承したとはいえ、相場よりあまりにもかけ離れた値段で買われたことを知るのは少しショックですよね。
訪問買取で無理やり買い取られてしまった
もう1つのケースが訪問販売でのトラブルです。
金ではなく、別の商品の買取に来てもらった時に、他にお宝はありませんかと言われたり、家にあるものをこれも高く買い取れますよと言われて本当は売るつもりがなかったものまで流れで売ってしまい、後悔するという人が多いです。
相手の押しが強く、断りきれなかったという理由があるので出来ればクーリングオフで取り返したいですよね。
金買取でもクーリングオフは可能?
金買取でのクーリングオフは訪問買取の場合のみ可能です。契約締結について書かれた書面が交付されてから8日以内であれば、売った側は無条件で解約をすることができます。
ここで絶対に覚えていてほしいのは「訪問買取のみ」という点です。つまり、店頭で買い取ってもらった場合はクーリングオフはできません。そのため、店頭にて買取をする場合、買取金額を提示された際にもし納得が行かなければしっかり断りましょう。
金買取でクーリングオフするにはどうしたらいい?
クーリングオフをする際には契約締結について書かれた書面が交付されてから8日以内に買取業者宛に書類で通知する必要があります。
この際に送る書面は必ずコピーをとっておき、さらに特定記録か簡易書留で郵送することで記録が残るようにしておきましょう。もし、この際に解約の手続きは出来ないと言われてもその言い分は無効になりますし、さらに売買時の契約書に「解約しません」とサインをしていても無効になります。
金買取におけるトラブルを防ぐには
少しでもしつこいと思ったら帰ってもらう
訪問買取の際に限り金買取はクーリングオフが効きます。しかし、何もトラブルが起きずにスムーズに買取が終わるのが1番望ましいですよね。そこで金買取におけるトラブルを未然に防ぐための方法をまとめていきましょう。
まず1つは少しでも訪問買取に来た業者がしつこいと思ったら帰ってもらうことです。他の商品を出すように言われたりしたらきっぱりとこれだけだと断って帰ってもらうようにしましょう。
長居すればするほど言いくるめられてしまう確率が高くなるのでここは強気に出て帰ってもらうのが1番です。
業者の評判を事前に調べておく
買取訪問を依頼する際にいくつか候補を絞ったらその業者の評判を調べておきましょう。悪徳業者であれば過去に被害にあった方の口コミが書かれているはずです。
この一手間があることでトラブルをかなり防ぐことが出来ます。
また店頭買取の場合でもここのお店は買取金額が安すぎるなど有益な情報を見つけることができるかもしれません。
あらかじめ相場を調べておく
安すぎる金額で買い取られたというトラブルが起こらないよう、相場をあらかじめ調べておくのも大切です。金の相場は毎日変わっており、買取業者のサイトから簡単にチェックすることができます。
この準備が出来ていれば査定金額を見て妥当かどうかの判断をつけることができます。
まとめ
金買取は眠っていたお宝をお金に変えるチャンスですが、トラブルもいくつか報告されています。相場より安い値段で買い取られた、訪問買取で無理に買取させられたなどその理由は様々です。
訪問買取の場合に限りクーリングオフは可能なので、もし返品を望む際には所定の期日以内に書面でクーリングオフする旨を伝えましょう。しかし、1番望ましいのはトラブルなく取引が終わることです。
事前に相場を調べておいたり、業者が少しでもおかしいと感じたら帰ってもらうようにするなどして、トラブルを防ぐ対策も用意しておきましょう。