切手の買取を依頼する前に!バラの切手は台紙貼りをしておこう
シートではなく、バラの切手を買取に出したいという方!
大量にバラの切手があるのなら、台紙貼りをしてから買取に出すことをおすすめします。
台紙貼り切手とはなんなのか、どうして台紙貼りした方が買取にはおすすめなのか、また台紙貼り切手の作り方について、詳しくご紹介いたします。
目次
台紙貼り切手とは?
台紙貼り切手とは、一定のサイズの用紙に同じ額面の切手をキリのいい枚数分貼り付けたもののことです。
62円切手の場合は62円切手を50枚貼り付け、3100円分として扱う、というもの。
台紙貼り切手は通常郵便局で切手を購入するより、金券ショップ、インターネットでのオークション、フリマアプリなどで合計金額よりも安く購入することができます。
多くは90%程度の価格で販売されています。
このような台紙貼り切手、業者が作るのではなく私たちのような切手を売りたい人が作って買取業者や金券ショップに持ち込むことも可能。
台紙貼り切手にしてしまった方が、買取金額が高くなる場合が多いです。
とは言っても枚数が中途半端だと買取不可となってしまいます。
枚数が足りない切手はバラとして売ることもできますが、買取金額が下がってしまうという点にだけ注意するようにしましょう。
バラの切手と台紙貼り切手の買取価格の違い
切手買取専門店や金券ショップでは、バラの切手よりも台紙貼りにした切手の方が買取金額が高くなります。
店舗や業者の在庫状況、レートなどにもよりますので確定的なことは言えませんが、中にはバラよりも台紙貼り切手の方が全体の買取金額を10%から20%アップしてくれるという業者もいるようです。
切手はまとめて購入する場合、記念切手や特殊切手の場合はシートがついていますが、このシートから切り離さずキレイな状態で保管されていたものはより買取金額が高くなります。
シート切手、台紙貼り切手、バラの切手の順番で買取金額が低くなっていきますので、切手を買取ってもらう際の参考にしてみてくださいね。
台紙貼り切手の需要とは
では、どうして台紙貼り切手はバラの切手よりも需要があるのでしょうか。
台紙貼り切手は料金別納郵便の支払いに使用することができます。
大量の郵便物を郵便局で料金別納郵便で送る際に、この台紙貼り切手が非常に役に立ちます。
料金別納郵便とは、同じ料金の郵便物、荷物を10こ以上送る際に適用されるもので、まとめてその料金を支払うことができるのです。
大量の郵便物があると一つ一つに切手を貼るのが大変ですが、別納にしてしまえばそのような手間を省略することができます。
そのため、通販サイトや手紙を大量に発送する企業などがこの料金別納郵便を利用するために台紙貼り切手を購入するケースが多いです。
料金別納郵便は現金でも支払うことができますが、金券ショップなどで切手を安く購入すれば節約にもなりますよね。
さらに台紙貼り切手にすればいちいち揃えて貼り付ける手間も少なくなるため、企業にとってはメリットが大きいのです。
台紙貼り切手が高く買取られる理由
台紙貼り切手は料金別納郵便の支払いに使用できるという理由以外にも、査定スタッフが数を数えやすくなるという理由からも高価買取につながります。
バラの切手を大量に持ち込まれると、査定スタッフはそのすべての金額を確認、仕分けし、さらに一つ一つの切手の価値を見極めていかなければなりません。
それには大量の時間、労力を使うことになります。
それよりかは、同じ金額の切手がキリのいい枚数分貼り付けられている台紙貼り切手の方が大幅に査定の時間を短縮することができ、スムーズに取引ができるようになります。
どうしてもキリのいい枚数に切手が届かないという場合は、小分けにして袋に入れて、枚数、金額、合計金額を明記しておくと、スムーズな買取につながりますよ。
台紙貼り切手ほどではなくても、買取金額アップにも貢献してくれるかもしれません。
台紙貼り切手の作り方
では、台紙貼り切手の作り方を見ていきましょう。
台紙貼り切手に使用する用紙はこれといった決まりはありません。
A4、A3など、自宅にある用紙を利用するようにしましょう。
切手買取業者のホームページには、台紙貼り切手を作る為のテンプレートを配布しているところもあります。
必ずしもそれに従う必要はありませんが、あると見やすい、また査定スタッフもカウントしやすいので、印刷できる環境であればダウンロードして使用することをおすすめします。
台紙貼り切手を作るには、同じ金額の切手が30枚から50枚以上必要です。
つながっているものをまとめて貼り付けていくのではなく、必ずバラにして1枚1枚整列させながら貼り付けていきましょう。
この際、切手の向きや柄、サイズを揃える必要はありません。
列と行だけがきちんと揃っていれば台紙貼り切手として適用されます。
すべて貼り終わったら、余白部分に何円の切手が何枚あるのか、合計で何円になるのかを書き入れて作業は完了です。
台紙貼り切手を作る際のポイント
台紙貼り切手を作る際のポイントとしては、サイズの違う切手を貼り付ける際は基本的に横長に向きを揃えること、ブロックはなるべく同じ大きさの切手で揃えること、サイズの大きい切手ばかりで用紙からはみ出そうになった場合は無理に貼らずにサイズの小さい切手を挟んで調整すること、などがあります。
サイズの違う切手はバラバラに貼るのではなく、小さい切手のブロック、中くらいの切手のブロック、大きい切手のブロックなど、一目でサイズ、枚数が分かるようにするのもポイントです。
台紙貼り切手の用紙の上部分は、切手買取業者がメモをしたりホッチキスでとめたりすることもあるため、3センチから5センチくらいの余白を取るようにしましょう。
また、切手同士が重なってしまうと無効になってしまう可能性があるのでご注意を。
これらの様々な注意点を守って、きちんと買取してもらえる台紙貼り切手を作っていってくださいね。
特殊切手は台紙貼りにすべき?
特殊切手は、ものによっては額面以上の金額で買取ってもらえる非常に貴重は切手です。
そんな切手を台紙貼り切手に含めてしまうと、他の切手と同額の扱いをされてしまい非常にもったいないことになってしまいます。
切手買取業者、金券ショップはその1枚だけを抜き取って高価買取してくれるというようなことはありませんので、くれぐれも台紙貼り切手に特殊切手は含めないようにしましょう。
しかし調べてみたり査定をしてもらって、特殊切手であっても額面以上の金額にはならないと確認できたものなら、台紙貼り切手に含めて売ってしまってもいいでしょう。
台紙貼り切手の枚数合わせや知識不足などから損をしてしまわないように、気をつけてくださいね。
バラの切手は台紙貼りにして買取金額をアップさせよう!
台紙貼り切手について、作り方や高価買取の理由などをご紹介いたしました。
台紙貼り切手は同じ金額でもバラの切手より高く買取ってもらえる可能性が高いので、大量にバラの切手を持っているという方にはぜひ実践してみてほしい方法です。
作るのに手間や時間はかかりますが、最大で20%も買取金額がアップすると思えば労力も無駄ではないと思うことができそうですね!
台紙貼り切手の作り方には様々なルールがあり、その買取店独自のルールがあることも。
事前にどのような台紙貼り切手を作ればいいのかきちんと確認してから作成にとりかかってくださいね。