切手にはどれくらいの価値がある?買取の値段一覧をチェック!
切手は、古いものにはなんとなく価値がありそうな感じがしますよね。
遺品整理などで古い切手が大量に出てきた場合、買取に出そうとお考えの方も多いはず。
その前に切手の買取の値段を知っておくことで、だいたいどれくらいの値段になるのか考えることができます。
メジャーな高価買取の切手についてご紹介していきますので、お手元の切手と見比べてみてくださいね。
普通切手の買取の値段
普通切手とは一般的に出回っている切手のこと。
実際に今でも使えるものが多く、その価値はほとんどありません。
買取に出しても、額面の半分から7割程度の価格で買い取られることがほとんどです。
切手買取業者に依頼するよりかは、金券ショップに持ち込んだ方が手っ取り早くお金にかえることもできるでしょう。
記念切手の買取の値段
記念切手とは、国の行事などを記念して作られた切手のことです。
発行当時からコレクターが集めていたということもあり、今でも非常に高い値段で取引されることもあります。
記念切手の中でもとくに買取価格が高いものをいくつか紹介しますのでぜひチェックしてみてください。
また、こちらに掲載したもの以外でも額面以上の価格になるものがほとんどなので、一度切手買取業者に査定を依頼してみるといいでしょう。
見返り美人切手の買取価格
記念切手の中でもとくに人気なのが、浮世絵師菱川師宣の見返り美人の絵が描かれた切手です。
切手趣味週間が1948年に発行したもので、発売当時からすぐに売り切れてしまうほどの人気っぷりでした。
この見返り美人切手は1シートそのままの場合5万円以上の価値がつきます。
1枚の場合でも8千円から1万円、使用済みの切手でも1枚4千円から7千円の価値がつきます。
月に雁切手の買取価格
同じく切手趣味週間が発行した「月に雁」の絵柄の切手。
こちらは1949年に発行されたものです。
見返り美人切手と同じく1シートそのままだと5万円以上での取引が可能になります。
未使用でバラの場合は1枚1万円から1万五千円、使用済みの場合は4千円から7千円での取引となります。
儀式の冠切手の買取価格
昭和立太子を記念して発行された儀式の冠切手。
大正4年ごろに発行された切手で、1銭5厘・3銭・10銭の3種類が発行されました。
1銭5厘のものは3色刷り、3銭のものは2色刷りとなっているのが特徴です。
当時は多色刷りの技術がまだなく、何度も印刷を上から行う必要がありました。
それくらい手のかかった非常にぜいたくな切手とも言えます。
なんとこの儀式の冠切手の買取価格、未使用の場合は1000万円もの価値があると言われています!
未使用バラの場合でも1枚10万円以上、使用済みのものであっても5万円以上での取引が可能です。
東京オリンピック切手の買取価格
1964年に東京オリンピックを記念して作られた切手です。
6回にわけて発行され、通常のものはそれほど高い金額にはなりません。
額面通りかそれ以下を考えておいていいでしょう。
しかしこのシリーズの切手はエラーが多く、そのエラーの内容によっては思わぬ買取価格がつけられる可能性もあります。
5枚まとめての募金小型シートのまま残っている東京オリンピック切手は少し価値が上がり、2千円程度で買取ってもらうことが可能です。
通常のシートのものは500円から800円、バラの場合でも額面以上になる可能性があります。
第1次国立公園シリーズ切手の買取価格
第一次国立公園シリーズとは、1936年から1956年に発行された全70種類の切手のことです。
切手ブームが始まったころに発行されたということもあり、全体的に高い買取価格がつきます。
東海道の富士や日光、大山瀬戸内海、阿蘇の切手などは中でも買取価格が高く、シートの場合は20万円もの価格がつけられることもあります。
バラの場合も1枚5万円くらいになる可能性があります。
描かれている内容によって100円程度にしかならないものあるので注意しましょう。
中国切手の買取の値段
中国の中でも1950年代から1980年代にかけて発行された切手は収集が禁止されていたり海外に送ることができないなどの理由から、切手収集家の中でも高額で取引されているものが多いです。
その代表的なものをチェックしていきましょう。
赤猿切手の買取価格
中国切手の中でも代表的な「赤猿」。
赤い背景に猿のイラストが描かれたものです。
未使用のキレイな状態なら、1枚でも10万円以上の値段になります。
シートのまま残っている赤猿切手はほとんどなく、もし見つかれば500万円以上の値段がつけられると言われています。
毛主席の最新指示切手の買取価格
1968年に発行された切手。
毛沢東の肖像画の下に毛沢東本人からのメッセージが記載されたものです。
5枚連続セットのものがとくに人気で、30万円から40万円の値段がつけられています。
他にも毛沢東の切手はたくさんあり、どれも高い買取金額になっています。
少年たちよ子供の時から科学を愛そう切手の買取価格
1979年に発行された切手。
一人っ子政策が開始された年に発行されたもので、子供が星空を見たり虫をつかまえる姿などが描かれています。
中でも小型シートのものが人気です。
シートもキレイな状態のまま残っているものであれば、10万円前後で取引されるようです。
海外切手の買取の値段
中国切手だけでなく、海外の切手も高い買取価格がつけられることがあります。
日本ではなかなか入手することができないため、自宅で眠っている海外切手があれば買取に出すようにしてみましょう!
ペニー・ブラック切手の買取価格
ペニー・ブラック切手は世界で初めて作られたと言われているイギリスの切手です。
周囲のシートまで残っているようなものは30万円以上、消印がついたものでも1枚1万5千円以上での買取が可能です。
古い海外切手は買取価格にあまり変動がないので、劣化する前に買取に出しておいたほうがいいかもしれませんね。
ペニー・レッド切手の買取価格
ペニー・ブラックは消印を消すことができ、悪用されることが多かったのです。
それを改善したのがペニー・レッド。
ペニー・ブラックよりは買取価格は下がりますが、それでも1枚6000円程度での買取が可能です。
古い切手は偽造しやすく偽物が多く出回っていますが、このペニー・レッド、ペニー・ブラック、ペンス・ブルーは凹版印刷を利用しており、偽造しにくいという特徴があります。
手元にあるのならまず本物ですので、安心して買取に出すことができますよ。
逆さまジェニー切手の買取価格
1918年にアメリカで発行された切手です。
空港切手として利用され、3種類が発行されました。
しかし中でも24セント切手の100枚のみ、カーチェス・ジェニー号が上下逆に印刷されてしまうというエラー切手が出回っているのです。
世界に100枚しかない、また現存しているものがすくなりという理由から年々価値が上がってきており、過去の競売では1枚2500万円もの価格がついたこともあります。
切手の買取の値段一覧から買取相場を知ろう
切手買取の中でも高い値段がつきやすいものをご紹介いたしました。
他にも額面以上の買取金額がつけられる切手は本当にたくさんあります。
お手元の切手がどれくらいの価値があるのか、ぜひ調べてみてください。
切手買取専門業者には、無料で査定のみを行ってくれる業者もたくさんあります。
いくらくらいになるのか、またどの業者が一番高く買取ってくれるのかを比較して、上手に切手を買取ってもらうようにしましょう。