うるとくコラム

一万円金貨・硬貨の買取価格は?相場や価値を徹底調査!

一万円金貨・硬貨買取

日本では様々な金貨や硬貨を発行しており、今回はその中でも額面以上の価値になる一万円金貨をご紹介いたします。

一万円金貨・硬貨は平成9年より発行されており、現在まで様々な種類が発行されています。種類ごとに買取相場も異なり、保管状態によっても価値の変動がありますので、高い買取価格で買取をしてもらうには取り扱いに注意が必要です。

この記事では、一万円金貨・硬貨の買取相場や種類ごとの価値の紹介をしていきますので、ご売却の前に参考にしていただければと思います。

ここがポイント

一万円金貨・硬貨と一口に言っても種類によって買取金額も大きく異なります。古銭を売るなら、古銭に関する正しい知識を持った査定員が在籍しているバイセルなどの買取専門店で査定をしてもらうのをおすすめします。

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一万円金貨・硬貨とは?

一万円金貨・硬貨は日本で発行されている記念硬貨で、1997年に初めて長野オリンピック冬季競技大会金貨が発行されました。

長野オリンピック冬季競技大会金貨のデザインには”1998”とありますが、”1998”とは長野オリンピック冬季競技大会が開催された西暦になります。この様に一万円金貨・硬貨のデザインには発行された暦ではなく、記念として発行されることになった歴史的な出来事の暦であることがあります。その為、一万円金貨・硬貨から日本の歴史を見ることが出来るのも一万円金貨・硬貨の特徴です。

最後に、一万円金貨・硬貨の最大の特徴は額面以上の価値があることです。額面以上の価値がある一万円金貨・硬貨の特徴は2点あります。1つは原材料が金となっている点と2つ目はコレクション性が高い点があります。

それでは次に、どんな一万円金貨・硬貨に価値があり買取相場がいくらなのかを種類ごとに紹介していきます。

一万円金貨・硬貨の買取相場は?種類ごとの価値も紹介

一万円金貨・硬貨は全部で7種類あり、それぞれのシリーズごとのデザイン違いも合わせると17種類あります。
種類・買取相場は2020年11月の情報になります。

それでは1種類ごとに紹介していきます。

『長野オリンピック冬季競技大会』一万円金貨・硬貨の買取相場と価値


長野オリンピック冬季競技大会一万円金貨
時代平成9年・平成10年
価値A
相場〜110,000円
素材金99.99%
画像出典総務省HP(長野オリンピック冬季競技大会金貨)

長野オリンピック冬季競技大会の一万円金貨・硬貨は3種類発行されており、第1次に発行された”スキージャンプ”のデザイン、第2次に発行された”フィギアスケート”のデザイン、そして第3次に発行された”スピードスケート”のデザインの全3種類あります。

3種類共に買取相場は〜110,000万円となっており、販売価格の38,000円から考えると約7万円も価値が高くなっています。発行枚数も1つのデザインにつき55,000枚と少なく希少価値も高めです。買取金額が上がる要因として、状態以外にケース付きの場合は若干の買取金額アップになります。

『天皇陛下御即位・在位』一万円金貨・硬貨の買取相場と価値


天皇陛下御即位・在位一万円金貨
時代平成11年・21年・31年・令和元年
価値A
相場100,000円〜150,000円
素材金99.99%
画像出典総務省HP(天皇陛下御即位・在位金貨)

天皇陛下御即位・在位の一万円金貨・硬貨は4種類あり、平成11年から10年おきに発行されています。年号が令和に変わり、天皇陛下御即位の一万円金貨・硬貨が初めて発行されました。天皇陛下御即位・在位の金貨は元々、昭和61〜62年に発行された”天皇陛下御在位60年”と平成2年に発行された”天皇陛下御即位”の額面が10万円の金貨から始まっており、平成11年から額面が1万円へと変わっています。

天皇陛下御即位・在位の一万円金貨・硬貨

天皇陛下御在位10年一万円金貨発行:平成11年 発行部数:20万枚 販売価格:10,000円
天皇陛下御在位20年一万円金貨発行:平成21年 発行部数:10万枚 販売価格:80,000円
天皇陛下御在位30年記念一万円金貨発行:平成31年 発行部数:5万枚 販売価格:138,000円(税込み)
天皇陛下御即位記念一万円金貨発行:令和元年 発行部数:5万枚 販売価格:140,555円(税込み)

買取相場は100,000円〜150,000円です。天皇陛下御在位10年一万円金貨と天皇陛下御在位20年一万円金貨は130,000円前後の相場となっており、ケース付きで買取金額が高くなります。

天皇陛下御在位30年記念一万円金貨と天皇陛下御即位記念一万円金貨は、発行されてから年月が経っていないこともあり、買取実績が少なく相場が安定していません。金相場が7,000円だとすると販売価格とトントンになるので、発行枚数が5万枚と少ない事と節目の年の天皇陛下御即位・在位一万円金貨なのでプレミアム価値が付くのを待つのも手でしょう。(※金相場低下による価格割れの注意も必要です。売却の際には慎重に検討するのがいいでしょう。)

『2002FIFAワールドカップ』一万円金貨・硬貨の買取相場と価値


2002FIFAワールドカップ一万円金貨
時代平成14年
価値A
相場〜110,000円
素材金99.99%
画像出典総務省HP(2002FIFAワールドカップ金貨)

2002FIFAワールドカップ一万円金貨・硬貨は、2002年に日韓共同で開催されたFIFAワールドカップ開催記念の記念硬貨です。発行枚数は10万枚発行されており、2002FIFAワールドカップ一万円金貨・硬貨単体では5万枚の発行があります。

買取相場は〜110,000円となっており、ケースがあれば買取金額が高くなります。販売価格が40,000円なので約60,000円高くなっています。歴史的価値よりも金相場によって買取相場の変動がある一万円金貨なので、売却する際には金相場のチェックをするのがいいでしょう。

『2005年日本国際博覧会』一万円金貨・硬貨の買取相場と価値


2005年日本国際博覧会一万円金貨
時代平成16年
価値A
相場〜110,000円
素材金99.99%
画像出典総務省HP(2005年日本国際博覧会金貨)

2005年日本国際博覧会一万円金貨・硬貨は、2005年に愛知県で開催された博覧会『愛知万博(愛・地球博)』の記念硬貨です。一万円金貨・硬貨の中では発行枚数が7万枚と若干多いですが、販売価格が40,000円と低価格で販売されていました。

買取相場は、〜110,000円となっています。2005年日本国際博覧会一万円金貨・硬貨は2002FIFAワールドカップ一万円金貨・硬貨と同様にケースがあれば買取金額が高くなりますが、2005年日本国際博覧会金貨一万円金貨・硬貨の歴史的価値の変動よりも金相場によって買取相場が変動していきす。

『東日本大震災復興事業記念』一万円金貨・硬貨の買取相場と価値


東日本大震災復興事業記念一万円金貨
時代平成27年
価値A
相場〜105,000円
素材金99.99%
画像出典総務省HP(東日本大震災復興事業記念金貨)

東日本大震災復興事業記念一万円金貨・硬貨は、2011年に起きた大災害「東日本大震災」の復興事業を記念して発行された記念硬貨です。第1次から第4次までの4種類発行されており、販売価格はそれぞれ95,000円となっています。通常の販売に加えて、復興応援国債を所有している方には、特別なケースに入っている東日本大震災復興事業記念一万円金貨・硬貨が贈与されています。

買取相場は〜105,000円となっており、販売価格より若干高い買取相場となっています。贈与されている東日本大震災復興事業記念一万円金貨・硬貨には特別なケースがついてくる為、プレミアム価格が付いており、通常の東日本大震災復興事業記念一万円金貨・硬貨より高い買取金額が期待できます。

『ラグビーワールドカップ2019™日本大会記念』一万円金貨・硬貨の買取相場と価値


ラグビーワールドカップ2019™日本大会記念一万円金貨
時代平成31年
価値A
相場100,000円〜200,000円
素材金99.99%
画像出典総務省HP(ラグビーワールドカップ2019™日本大会記念金貨)

ラグビーワールドカップ2019™日本大会記念一万円金貨・硬貨は、2019年に日本で開催された第9回ラグビーワールドカップを開催した記念硬貨です。販売価格は120,000円とこれまで発行されている記念硬貨の中では高額となっています。

買取相場はうるとくが独自に調査したところ100,000〜200,000円となっています。発行枚数が1万枚とこれまでの記念硬貨の中では少な為、プレミアム価格が付く可能性があります。

『2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念』一万円金貨・硬貨の買取相場と価値


2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念
時代平成30年・31年・令和元年・2年
価値A
相場100,000円〜
素材金99.99%
画像出典総務省HP(2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念)

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念一万円金貨・硬貨は、2020年に開催される予定だった2020東京オリンピックとパラリンピックの開催を記念した記念硬貨です。残念ながらコロナの影響によりオリンピック・パラリンピックの2020年開催には至りませんでしたが、記念硬貨は2018年頃から発行されていた為、市場に出回っています。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念硬貨は、2018年発行の第一次より2020年発行の第四次までの全4回に分けられて発行されています。一万円金貨はこの内の第一次に発行された「流鏑馬と心技体」のオリンピックデザイン・第三次「勝利と栄光の心技体」のオリンピックデザイン・第四次「聖火ランナー」のパラリンピックデザインの3種類が発行されています。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念の一万円金貨・硬貨

第一次発行:流鏑馬と心技体発行:平成30年 発行部数:4万枚 販売価格:120,000円
第三次発行:勝利と栄光の心技体発行:令和2年 発行部数:4万枚 販売価格:122,223円(税込み)
第四次発行:聖火ランナー発行:令和2年 発行部数:4万枚 販売価格:122,223円(税込み)

買取相場は100,000円〜となっています。発行から間もない点に加えて、2020年に開催されるはずだった東京オリンピック・パラリンピックの中止により、買取相場が安定していないと考えられます。二次流通の販売価格の相場が14〜20万円ほどなので、買取価格はこれよりも低いでしょう。

元の販売価格が12万円台と考えると買取相場は販売価格から大きな金額の変動には至っていな状況です。しかし、発行枚数が少ない点などプレミアム要素はあるので、今後伸びるかが期待されます。

一万円金貨・硬貨を高く売るためのポイント

上記で記載した通り、一万円金貨・硬貨には様々な種類があり、古銭に詳しい方であれば判別することができるかもしれませんが、デザインが似ているものもあり素人が判別するのは大変難しいです。

また、近所のリサイクルショップや質屋に一万円金貨・硬貨を持っていくのはあまりお勧めできません。通常リサイクルショップに古銭に詳しい店員さんがいる可能性は非常に低いですし、質屋さんでも家族経営のところが多いので、正確に種類を判別してくれる可能性が非常に低くなってしまいます。

ここに注意

一万円金貨・硬貨を売るときにリサイクルショップや質屋さんに持ち込むと古銭に関して詳しい知識を持った店員さんがおらず、損をしてしまう可能性があります。

一万円金貨・硬貨の種類を正確に判別するなら規模の大きい買取専門店に持っていくのがおすすめです。あまり規模の小さなお店ですと古銭に詳しい査定員がいない可能性もありますし、そもそも販路が自社のお店くらいしかないので、高価買取にはあまり期待できません。

その点大手の買取店の場合、自社で何店舗もお店を持っているケースや、インターネットで販売店を持っている場合もありますので、高い金額で買取してもらうことが出来るのですね。

一万円金貨・硬貨の査定・買取・鑑定ならバイセルがおすすめ!


前述した通り一万円金貨・硬貨を売るなら大手の買取店がおすすめですが、『一体どこで売ればいいんだ…』と迷ってしまう方もいらっしゃるかと思います。

古銭を売るお店で迷ったときはバイセルがおすすめです。バイセルはちびまる子ちゃんをイメージキャラクターにCMを展開している会社で、上場企業で社員が800名以上いる大手企業となっています。

バイセルではバイセルオンラインという名前でオンラインショップを所有しているほか、法人向けの競売や、実店舗などの様々な販路を持っているため、古銭を高く買取することが出来るようになっています。

一万円金貨・硬貨:まとめ

一万円金貨・硬貨の買取価格・相場や価値についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

一万円金貨・硬貨は様々な種類があり、発行されて間もない金貨もいくつかあります。なので、古銭としての希少価値や最新の情報をしっかりと査定額に反映出来る専門的な知識がある買取業者で査定をしてもらわなければ損をしてしまうかもしれません。バイセルや福ちゃんでは様々なコインや硬貨の査定を行える買取業者なので、査定をしてもらうならおすすめの買取業者です。是非一度査定をしてみてください。

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