【完全版】記念コインの価値や買取相場を徹底調査！

記念コイン・記念貨幣を昔から持っていたり、遺品整理などで見つけた場合、その価値が気になることがありますよね？誰に聞けば正しい価値を知ることができるのかが分からず、処分してしまう・放置してしまう人も多いでしょう。

しかし実際には、一部の記念コインは高値で買い取ってもらえるような貴重なものもあります。記念コインの価値を正確に鑑定してもらうには、業者選びが大切です。この記事では記念コインを扱っており、信頼できる業者を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

記念コインとは？

記念コインとは、世界中で行われる国家的な出来事を記念して発行される貨幣のことです。文化遺産や野生動物などを主題としてシリーズ化されている場合もあります。

記念コインを初めて発行した国家はローマ帝国であり、当時は戦勝記念の度に記念コインを発行していました。日本では1964年に行われた東京オリンピックを記念して1,000円と100円の銀貨幣が初めての記念コインにあたります。

しかし、東京オリンピックで発行された日本初の記念コインは、高額で取引されるようになってしまったことで偽造が相次ぎ、大問題になってしまいました。

その後も記念コインの発行は続きましたが、東京オリンピックの記念コインで起こった問題を改善するために、金の重量を増やす・シリアルナンバーを振るなどの偽造対策が行われるようになりました。

そのような対策を取ったことで、記念コインはより発行しやすくなり、日本国内では2008年6月から2021年3月末までの期間だけでも215種類もの記念コインが発行されています。

日本の記念コインの種類は多岐に渡りますが、国家的なイベントの記念・施設や設備の開設記念・天皇陛下の在位や即位記念・災害復興の記念などの種類に分類されます。

記念コインの買取相場

ここからは、記念コインの買取相場を種類別にお伝えいたします。この金額はあくまで相場であり、コインの状態や買取業者によって価格が変わりますので注意してください。

日本の記念コインの買取相場

いくつかの日本の記念コインの買取相場を紹介します。

東京オリンピック記念千円銀貨幣

	時代	昭和39年
	価値	C
	相場	1,000円コイン:2,000円〜10,000円 100円コイン:300円〜1,000円
	素材	銀・銅
	画像出典	造幣局東京2020オリンピック競技大会

1964年に開催された日本で初めてのオリンピック記念であり、日本初の記念コインでもあります。100円・1,000円の額面が用意されました。このコインが人気を集めたことで、日本の記念コインの歴史が始まったと言えるでしょう。

東京2020オリンピックの記念コインを手に入れた方が、前回のオリンピックの記念コインも収集したいと考えたことにより、一時期はその価値が上昇しました。

天皇陛下御在位50年記念100円白銅貨幣

	時代	昭和51年
	価値	D
	相場	～600円
	素材	銅・ニッケル
	画像出典	造幣局東京2020オリンピック競技大会記念千円銀貨幣

昭和天皇が50年後在位したことを記念して作成されたコインで、額面は100円ですが、多くのコイン発行があったため希少価値は低く高値は付きにくいです。

しかし、定価よりは高額になる可能性がありますので、鑑定してみる価値はあるでしょう。

ラグビーワールドカップ2019TM日本大会記念一万円貨幣

	時代	平成31年
	価値	A
	相場	～20万円
	素材	金
	画像出典	造幣局東京2020オリンピック競技大会記念千円銀貨幣

わずか1万枚しか販売されなかった希少なコインです。1,000 円銀貨は5万枚発売されていますが、どちらも非常に高い人気があり、高値がつけられる傾向があります。

東京2020オリンピック競技大会記念千円銀貨幣

	時代	平成28年
	価値	D
	相場	約2万円
	素材	銀
	画像出典	造幣局東京2020オリンピック競技大会記念千円銀貨幣

100%銀で造られているため、未使用であればより高い価格が提示されます。2020年に開催予定だった東京オリンピックを記念して発行されたコインで、額面は1,000円・販売価格は9,500円となります。

東京2020オリンピック記念は、その他にも競技ごとに非常に多くの種類の記念コインが発行されています。全種類を集めてセットにすれば、より高値がつく可能性があるでしょう。

天皇陛下御即位記念一万円貨幣

	時代	令和元年
	価値	A
	相場	約120,000円
	素材	金
	画像出典	造幣局東京2020オリンピック競技大会記念千円銀貨幣

令和天皇が御即位したことを記念して発行されたコインで、1,000円と10,000円の額面が用意されました。特に10,000円のコインは5万枚しか発行されなかったことで、高値がつきやすくなっています。

海外の記念コインの買取相場

ここからは、海外の記念コインの買取相場を紹介します。海外の記念コインは種類やコインの状態によっては非常に高い価値がつく傾向があります。

ヴィクトリア・ジョビリー

	時代	1887年
	価値	A
	相場	500,000円～1,000,000円
	素材	金
	画像出典	ソブリンパートナーズ

わずか797セットしか作られなかった非常に希少なコインであり、ビクトリア女王在位50年を記念して発行されました。

買取を依頼するときには、プロの鑑定士の意見を聞くなどをしてください。

パルティア戦争勝利記念貨幣

	時代	166年
	価値	A
	相場	50万円～100万円
	素材	金
	画像出典	Wikipedia

ローマ帝国がパルティアを破ったことを記念して発行されたコインで考古学的価値のある世界的に有名な記念コインです。

高額の取引になりますので、信頼できる業者を見つけて鑑定を行うべきでしょう。

カンガルー金貨

	時代	1986年
	価値	A
	相場	100,000円〜499,999円
	素材	金
	画像出典	野口コイン株式会社

カンガルー金貨は、1986年からオーストラリアで発行されています。その品質をオーストラリア政府が保証していることから、国内外に多くのコレクターがいるのです。

過去のはカンガルーではなく自然金塊（ナゲット）の図柄であったことから、通称「ナゲット金貨」とも呼ばれています。現在のカンガルーの柄は毎年変わるというのも、コレクターに人気を集める理由でしょう。

記念コインを高く売るためのポイント

上記で記載した通り、記念コインには様々な種類があり、古銭に詳しい方であれば判別することができるかもしれませんが、デザインが似ているものもあり素人が判別するのは大変難しいです。

また、近所のリサイクルショップや質屋に記念コインを持っていくのはあまりお勧めできません。通常リサイクルショップに古銭に詳しい店員さんがいる可能性は非常に低いですし、質屋さんでも家族経営のところが多いので、正確に種類を判別してくれる可能性が非常に低くなってしまいます。

記念コインの種類を正確に判別するなら規模の大きい買取専門店に持っていくのがおすすめです。あまり規模の小さなお店ですと古銭に詳しい査定員がいない可能性もありますし、そもそも販路が自社のお店くらいしかないので、高価買取にはあまり期待できません。

その点大手の買取店の場合、自社で何店舗もお店を持っているケースや、インターネットで販売店を持っている場合もありますので、高い金額で買取してもらうことが出来るのですね。

記念コインの査定・買取・鑑定ならバイセルがおすすめ！

前述した通り金rんコインを売るなら大手の買取店がおすすめですが、『一体どこで売ればいいんだ…』と迷ってしまう方もいらっしゃるかと思います。

古銭を売るお店で迷ったときはバイセルがおすすめです。バイセルはちびまる子ちゃんをイメージキャラクターにCMを展開している会社で、上場企業で社員が800名以上いる大手企業となっています。

バイセルではバイセルオンラインという名前でオンラインショップを所有しているほか、法人向けの競売や、実店舗などの様々な販路を持っているため、古銭を高く買取することが出来るようになっています。

まとめ

記念コインの意味や価値について分かりやすくまとめました。記念コインの本当の価値を自分で調べるのは困難です。

信頼できる業者を選び、安心の取引を行えるようにしてください。